Facebook開発者向けドキュメントの日本語訳とTips

Q: ウォールはいつローンチされたのですか？

A:

2004年2月にFacebookがローンチされ、その年の夏か秋にwallは実装されました。

当初はwikiとして実装されていて、ユーザの友達であれば誰でもwall全体を編集できて、編集履歴を閲覧できるというものでした。私が理解する限りでは、これは大学寮の部屋のドアにかけてあるホワイトボードの代わりになるように作られていました。

しばらく経ち、ユーザ達が既存の投稿を削除せず、最上部に自分の投稿を書き足す傾向にあることが分かりました。結果として大部分のユーザのwallは、逆時系列に並んだコメントの一覧となっていたのです。ただし、wikiというフォーマットを選んだため、どのコメントを誰が書き込んだのかが分かりにくいという特徴がありました。また、投稿が貯まっていっていく為に古いwallはとても長くなってしまいました。

2005年8月、最初のリニューアルの一環として、wallを個々の投稿に分けて今の形に近いものにする決断が下されました（このリニューアルには、thefacebook.comから名前を変更して現在のロゴへ変えるという変更も含まれています）。この変更は当初、ユーザから敵意を持って迎えられました（初期のサイトのほとんど全ての変更がそうでしたが）。多くの人が、ユーザプロフィールページがMySpaceに似過ぎてしまったと感じたようです。

初期の反動はすぐに弱まり、wallはすぐにプロフィールページとユーザアクティビティの中心となりました。これがきっかけとなり、後々、2006年にプロフィールに追加されることとなるMini-Feedとwallが統合されたのです。2008年後半には、「ユーザプロフィール=wall」という図式が成り立ちました。