全てのFacebook開発者に対してOpen Graph Betaを提供しています。ここでは、Open Graphのアクションとオブジェクトをアプリケーションに追加するのに必要なドキュメントやツールを紹介します。また、まだリリースされていないTimeline機能へのアクセスも、Facebook開発者には与えています。


Facebookの中核をなすのはソーシャルグラフで、これは、人々や人々が周りの物事に対して持つ繋がりを指すものです。写真機能や位置情報機能を足すたびに、Facebookはこのグラフを管理し拡大してきました。2010年、Facebookは Open Graph protocolを用いてソーシャルグラフを拡張し、サードパーティのウェブサイトやウェブページをユーザが「いいね!」できるようにしました。そして今、私たちはOpen Graphを拡張して任意のアクションとオブジェクトを含めるようにしました。これにより、サードパーティのアプリケーションがFacebook体験に深く結合できるようになったのです。

ユーザがアプリケーションをTimelineに追加すると、アプリケーションの特定のアクションはOpen Graphを通じてFacebook上で共有されます。ユーザが自分自身を表現する過程でアプリケーションの占める比重が大きくなると、これらのアクションはFacebook Timeline, News Feed, Ticker上で際立って表示されるようになります。すると、そのアプリケーションはユーザとその友達のFacebook体験において重要なパートになります。
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Open Graphは、アクションとオブジェクトを基にしてユーザアクティビティを作り出すことを可能にします。ジョギングアプリケーションであれば、"走る"(アクション)と"ルート"(オブジェクト)というふうに定義するでしょう。読書アプリケーションであれば、"読む"(アクション)と"本"(オブジェクト)というふうに定義できます。料理アプリケーションであれば、"料理する"(アクション)と"レシピ"(オブジェクト)という具合になります。アクションは、アプリケーション上でユーザがとる行動を示す動詞です。オブジェクトは、アクションの対象となる名詞です。一般的なアクションとオブジェクトを用意し、それ以外にもアクションとオブジェクトをカスタマイズするためのツールを準備しました。ユーザがアプリケーション内で行動するにつれ、ソーシャルアクティビティはFacebook上に投稿されます。この投稿が、アクションを通じてユーザとオブジェクトを紐づけます。

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Open Graphを用いると、あなたのアプリケーションはユーザのアイデンティティやソーシャルグラフの一部となります。一つのAPIを通じて、Facebookへの配信の重要なポイント(Timeline, アプリケーション閲覧、News Feed、Ticker)に深く結合することができるのです。ユーザがアプリケーションを利用すると、アクションはユーザのタイムライン上に表示され、友達のNews FeedやTickerにも表示されます。Open Graphによって、アプリケーションとユーザの間に深く永続的な繋がりを作ることが可能となり、また、新しいユーザをアプリケーションへ導くことが可能となります。


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