新しいAuth Dialogを利用するには、まずDev Appへ行き、AdvancedセクションのEnhanced Auth Dialog設定をオンにしてください。
アプリケーションの最初の接点となる場所として、新規ユーザに対してよりリッチでエキサイティングな体験を提供できるよう、Auth Dialogを改善しました。これにより、ダイアログ表示、ユーザメッセージ、アプリケーションのブランディング、一押し機能のハイライト、タイムライン上の要約サンプルなどのコントロールが可能になりました。
ここでは、以下のトピックを扱います。

attachment



Configuring the Auth Dialog

アップデートされたAuth DialogはDev Appで設定します。Auth DialogタブはSettingのAuth Dialogにあります。

attachment2

Customize

Auth  ConfigurationのCustomizeセクションでは、ダイアログのヘッダと右側テキストがどう表示されるかを設定できます。これらの設定はどれも必須ではありませんが、ユーザフレンドリーなAuth Dialogを作成するため、設定すべきです。
attachment3

  1. Logo: アプリケーションのロゴをアップロードします。
  2. Headline: アプリケーションの一行説明です。
  3. Description: Headlineより長い説明文です。"About this app"に表示されます。
  4. Privacy Policy URL: プライバシーURL
  5. Terms of Service URL: 利用規約のURL
  6. Add Data to Profile URL: 新しいユーザフローのURLです。このURLはアクション投稿とエンゲージメントを促進するページのものであるべきです。以下のAdd Data to Profileセクションを参照してください。
  7. Explanation for Permissions: アプリケーションがemail,publish_actions以外の追加パーミッションを必要とする場合、ユーザが最初のAuth Dialogを許可したあとに二個目のAuth Dialogが開き、追加パーミッションが必要となる理由が表示されます。
  8. Default Activity Privacy: このフィールドでは、ユーザがアプリケーションを許可する際に変更できる、アクション投稿の閲覧権限を設定できます。デフォルトでは、この値はNoneが セットされ、アクション投稿の閲覧権限はユーザのプライバシー設定に従うことになります。ユーザのデフォルトプライバシー設定は、ユーザが Facebookに投稿する度に設定されます。ユーザが「友だちのみ」の設定に変更すればパーミッションも友だちのみになり、「一般公開」に変更されれば パーミッションも一般公開になります。可能な設定値は、None, Friends, Me only, Publicです。

Aggregation Previews

アプリケーションがOpen Graphを実装している場合(たとえばpublish_streamパーミッションをリクエストしている)、Auth Dialog上では、ユーザは自動で生成される要約をプレビューできます。publish_actionsをリクエストし、Auth Dialogが適切に表示されるようにするには、まず要約を定義してプレビューデータを埋めます。Dev Appでプロフィールユニットのサンプルデータを埋めることができます。プロフィールユニットをできるだけ魅力的にするには、ハイライトされたユニットにサンプルアクション/オブジェクトを追加してください。

Dev AppのOpen Graphタブにある要約プレビューの表示順を変更することも可能です。要約の表示順を変更すると、 要約プレビューのリストも更新され、ダイアログ上では左端から右端の順に表示されるようになります。


attachment4

For Game Developers

Graph APIのAchievementsScoresを 使っているゲーム開発者であればpublish_streamはすでにご存知でしょう。AchievementsとScoresの利用で既にこのパーミッ ションをリクエストしているのであれば、以下の手順を踏むことにより、入力済みのサンプルデータの恩恵にあずかることができます。

あなたがAchievementを登録するとき、登録済みのAchievementとその表示順を元にサンプルデータが生成されます。このプレビューはDev AppのAuth Dialogタブに表示されます。

attachment5


Achievement Aggregation Previewをクリックすると、Auth Dialogに要約表示のプレビューが表示されます。

attachment6


注意:9月23日以降に登録されたAchievementがないと登録済みデータでプレビュー表示することはできません。それ以前に登録されてしまっている場合には、APIを 通じて同一URIで再登録することでサンプルデータが生成されます(全achievementを再登録する必要はありません)。自動生成されるサンプル データは直近のサンプルデータによって上書きされます。Achievements Aggregation Preview用にサンプルデータを生成したい場合には、全Achievement登録後にそれを登録してください。

Scoresも既存のサンプルデータでHigh Score Aggregationを埋めることができます。これを実行するには、Dev App > Settings > Advancedに行き、GamesセクションのScores Auth Dialog Previewをオンにしてください。

attachment7


これにより、以下のようなHigh Score Aggregation Previewが生成されます。
attachment13

Authenticated Referrals

Authenticated referralsは、Facebookからアプリケーションへの遷移時、Facebookにコネクトされた状態で移動できる新機能です。アプリケーショ ンへ移動するユーザは自動的にログインした状態となり、リクエストされたパーミッションを提供できる状態になっています。

この機能により、アプリケーションへ移動した瞬間からより深くパーソナライズされたユーザ体験を提供できますし、アプリケーションがOpen Graphを利用している場合には、ユーザが到着したらすぐにOpen Graphアクションを投稿できます。

attachment8

これが可能になると、Facebook上からアプリケーションへ遷移する全クリックは自動的にAuth Dialogを表示するようになります。このダイアログはアプリケーション設定のUser & Friend Permissionsセクションで指定した全パーミッションをリクエストします。それをユーザが拒否した場合、ユーザはFacebook上に残り、遷移 しません。

Open Graph利用アプリケーションにとっては、authenticated referrals機能はFacebookとコネクト状態にあるユーザの数をダイナミックに増やす結果となります。これにより、パーソナライズされたユー ザ体験を創り出すのが容易になり、Facebookを通じて他ユーザに発見してもらうことが容易になります。

  1. User & Friend Permissions: Authenticated ReferralsがオンになっていてユーザがOpen Graphアクティビティ(ニュースフィード、リアルタイムフィード、タイムライン)をクリックすると、ユーザが遷移する前にAuth Dialogが表示されます。
  2. Extended Permissions: Authenticated ReferralsがオンになっていてユーザがOpen Graphアクティビティ(ニュースフィード、リアルタイムフィード、タイムライン)をクリックすると、Auth Dialogが表示され、追加パーミッションがオプションとして表示されます。ユーザはこれらパーミッションを"x"で除外しつつもアプリケーションを許 可することができます。
  3. Auth Token Parameter: Authenticated Referralsがオンになっていてユーザがアプリケーションを許可した場合、アプリケーションに対して以下のフォーマットでAuth Tokenが渡されます。利用可能なフォーマットは、クライアントサイドでの認証を用いていればURIフラグメント、サーバサイドでの認証を用いていれば クエリストリングです。キャンバスアプリケーションであれば、この設定は用いられず、"signed_request"がレスポンスタイプとして自動的に 使われます。

アクティビティや共有、アプリケーションのディストリビューションの原動力となるため、全Open Graphアプリケーションに対して、Authenticated Referralsを用いることを強くお勧めします。Authenticated Referralsは新規アプリケーションであればデフォルトでオンになり、既存のプラットフォームアプリケーションに対してはデフォルトでオフになって います。Dev AppのAuth DialogタブでAuthenticated Referralsオプションで"Enabled"を選択することでオンにします。

Add Data to Profile URL

When the Add Data to Profile URL is set in the Dev App, your app will get:

ア プリケーションへの新しいフローを作成して、ここにURLを入力します。この新しいユーザフローはユーザエンゲージメントとアクション投稿に最適化してい るべきです。たとえば、よくあるランニングアプリケーションのホームページ(バナーやその日の走行距離が載っているページ)よりも、ランニングの一覧を表 示してランニング日記を始めるよう働きかけるようなページや、友だちのランニング一覧を表示して彼らを応援するボタンをクリックさせるページであるべきで す。

  • Perforated Unit: 新規ユーザのタイムラインに表示される要約はこのようになります。このユニットの表示は、新規ユーザにアプリケーションの利用を促します。
attachment9
  • Add to My Timeline Link: 要約やレポートがユーザのタイムラインに表示されるときは"Add to My Timeline"リンクも表示され、ユーザの友だちにもアプリケーションのインストールを促します。
attachment10



Permissions

アップデートされたAuth Dialogは最初のダイアログでuser and friend permissionsが表示され、二番目のダイアログでextended permissionsが 表示されます。ユーザ/友だちのパーミッションは取り消し不能ですが、extended permissionsは各パーミッション横の"x"をクリックすることで取り消しできます。アプリケーションは各パーミッションが許可/拒否される全パ ターンを制御できるようにしていなくてはなりません。

Open Graphアプリケーションはpublish_actionsパーミッションを要求します。publish_actionsパーミッションを要求しても二番目のダイアログは表示されません。しかしながら、ユーザはアカウント設定ページのAppsタブからパーミッションを取り消すことができます。email,publish_actionsなどの一般的なパーミッションは、もっと簡略化され集約された形式で表示されます。

attachment11


他のextended permissionsを 要求する場合、アプリケーションのインストール後には二番目のダイアログページが表示されます。この二番目のページではそれぞれの追加パーミッションの概 略が表示され、個々のパーミッションの説明が提供されます。ユーザはこれらのパーミッションのどれでも除外することができますし、このステップ自体をス キップすることができます。スキップした場合、要求した全パーミッションは拒否されます。アプリケーション側ではパーミッションが拒否された状況でも正し く制御できるようになっていなくてはなりません。

(Open Graphアクションの投稿にはpublish_streamパーミッションは必須ではなく、二番目のダイアログに表示されます。)

以下は二番目のダイアログのサンプルで、stream.publishとcheckinsを要求しています。


attachment12